2018.7.27.Fri
【生地にこだわるドレス選び☆】
ドレス・タキシード
皆さま、こんばんは。
神戸セントモルガン教会スタイリストの宮崎です!
デザインにもこだわりたいけれど、生地によっても雰囲気が全く変わることをご存知ですか?
今回は、ドレスに使われる生地について、またその生地の特徴や雰囲気についてご紹介いたします。
ドレスの生地【素材】
ドレスには、シルク、ナイロン、ポリエステル、レーヨンなどが使われています。
シルクにはツヤやかさや重厚感がありますが、ポリエステルなどからはシルクでは出せない、柔らかい風合いやマットな生地を作ることができるのも特徴です。
【シルクについて】
ドレスに使われる生地の中で、最高級の素材が『シルク』です。
蚕の繭(まゆ)から作られ、独特のハリと光沢感が特徴。
他の生地では表せない上品なツヤのある質感が魅力の素材です。
ドレスの生地【織り方】
1.サテン
『繻子(しゅす)織り』という生地の織り方で織られた生地を指します。
シルク、ナイロン、ポリエステルなど原料は様々で、光沢があり、なめらかな手触りが特徴の生地です。
上品な光沢感があることから、華やかなドレスにはぴったりの生地とされています。
2.チュール
六角形のあみ目を持つメッシュ状の織物の一つです。
ハリがあり硬くて形が崩れにくい『ハードチュール』と、柔らかくエアリーな『ソフトチュール』があります。
透け感、柔らかいさが特徴のチュールは、ナチュラルで優しい雰囲気のドレスに。
また、ドレスのボリュームを出す為に使われたり、挙式時に付けるベールの素材としてもウェディングにかかせない生地です。
レースの縁取りが美しいベールもチュール素材で作られています。
3.オーガンジー
『平織り』で織られた薄手の生地を指します。
薄くて軽く、透けているのが特徴で、柔らかい手触りでありながらハリとコシがあるので、
ウェディングドレスではフリルの部分にはかかせない素材です。
4.タフタ
『平織り』で織られた生地に横畝(よこうね)の入った織物の一種です。
縦糸と横糸の太さを変えることで細い畝(うね)を表面に浮き出させた生地で、
軽く薄い布地ではありますが固めの手触りが特徴です。
5.ジョーゼット
ジョーゼットも『平織り』で織られ、強く撚(よ)った糸が使われています。
縦糸・横糸それぞれ、右撚りと左撚りの糸を交互に並べて織ることで、少し縮れた表面が特徴。
質感は軽くて薄く、ドレープなどが流れるようでとても綺麗な陰影を映し出してくれます。
いかがでしたか。
同じウェディングドレスでも、生地の素材や織り方によって風合いや雰囲気が変わってきます。
デザインだけでなく、ドレスの生地にも注目してご試着されてみてはいかがでしょうか*
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