2018.2.14.Wed
あなたならどのスタイルにする?結婚式のスタイルまとめ
結婚式の準備・マナー
大好きな彼と夢にまでみた結婚式。
彼と一緒に永遠の愛を誓うあなたはどこでどんな姿をしていますか?
”大きなステンドグラスをバックに、真っ白のウェディングドレスを着ている姿”
”神社で白無垢を着て結婚式をしている姿”
様々なスタイルがイメージされると思います。
どんな結婚式にしようか考える時にまず大事なポイントとなるのが「挙式のスタイル」です。
結婚式には様々な挙式スタイルが存在し、それぞれ違った雰囲気やしきたりがあります。
「でもどのような挙式スタイルがあるの?」
「それぞれの挙式スタイルがどのように違っているの?」
そんな挙式スタイルについての曖昧な部分を今回は細かくお話していきたいと思います♪
目次
1.基本的な結婚式のスタイル!誓いにも違いが
さて、結婚式をすると決まったらまずは結婚の準備について色々と考えなければなりませんね。
「ゲストも誰を招待しようか決めなきゃいけないし、結婚式場だってブライダルフェアに参加したりして探さないと・・・」
というように、主に結婚式場やゲストのことについてなどが思い浮かびこれからのスケジュールに頭を悩ませられがち。
ですが、結婚式場やゲストの人数の前に「自分が、もしくはお2人がどのような結婚式にしたいのか」
つまり「結婚式の挙式スタイル」を決めなければなりません。
「結婚式に挙式スタイルなんてあるの?」「結婚式って人によって違いが出るだけじゃなくて?」
実は結婚式にも種類があるのですが、まずは「何に誓うか」で大きく分けることができます。
【神に誓うスタイルの結婚式】
挙式スタイルによっては仏に誓うスタイルもありますが、どの神に誓うかでも細かく分類されます。
神に誓うスタイルの挙式スタイルは以下のようなものがあります。
・教会式・キリスト教式
・神前式
主に神社や寺院、教会やホテルや結婚式場併設の挙式会場などで式が行われたりしています。
場所によっては、挙式会場の種類に合わせて挙式スタイルが確定してある所もあるので、ご希望の挙式スタイルがあって場所を選ぶ際は注意が必要です。
【人に誓うスタイルの結婚式】
こちらは人前式と呼ばれ、神ではなく「人」に誓う挙式スタイルで、この場合の人とは「ゲスト」にことを指します。
また、進行役としてプロの神僧職の人が司式を執り行わないのも特徴のひとつで、教会などで挙式をする場合、神父や牧師が執り行わないのは「人前式」と呼ばれます。
そしてこの人前式の特徴がもう一つ!それは新郎新婦が考えたオリジナルの進行をすることが出来るというポイント!
全てオリジナルの進行で式を執り行うことが出来るので、入場から退場まで、音楽なども自由に決めることができてしまいます♪
その分、多少準備は大変になるとは思いますが、思い出に残るような結婚式をしたいという方には是非おすすめの挙式スタイルです!
神に誓うスタイル、人に誓うスタイルどちらもご紹介してきましたが、ここまでは大まかな分類です。
その大まかな分類の中、特に神に誓うスタイルの挙式などは1つ1つどのように違っているのでしょうか。その特徴を細かく見ていきましょう!
①儀式を大切に【教会式】
教会式とは主に教会で結婚式をすることを言います。
ではその教会での結婚式である「教会式」とはどのようなものなのでしょうか?
教会式とは「キリスト教式」とも呼ばれ、その名の通り、キリスト教のしきたりに沿って教会で行われるウェディングスタイルのことで、場所は教会や式場・ホテルのチャペルで挙げることが一般的です。
また、教会式は儀式を大切にする結婚式で、キリスト教の宗派による違いもあります。
基本的にはカトリック教会とプロテスタント教会の2宗派によって細かな違いがあります。
まず、カトリック教会について
こちらは「ローマ教会」や「ローマ・カトリック教会」とも呼ばれキリスト教最大の宗派となっています。
カトリックの教会は「初婚」であり、結婚する2人のうちどちらかが信徒であるということが条件です。。
また、バージンロードは「赤・緑」であり、「神父」の方に式を進めていただきます。
お次にプロテスタント教会について
プロテスタント教会はカトリック教会から分かれて誕生した宗派で、日本では「新教」とも呼ばれます。
カトリック教会の場合は信徒が条件の1つでしたが、こちらのプロテスタント教会は信徒でなくても式を挙げることが出来ます。
そしてバージンロードは「白」であり、「牧師」の方に式を進めていただく形になります。
最近では信徒でなくても、勉強会のような講習に参加して認められればカトリック教会で式を挙げることが出来ますが、プロテスタント教会での挙式の場合でも、基本的には講習を受けるのが一般的です。
また、結婚式場やホテルの「チャペル」は教会型の結婚式場になりますので、どちらの宗派でも関係なく誰でも式を挙げることが出来ます♪
神聖で厳かな雰囲気での結婚式は誰しもが憧れる結婚式なのではないでしょうか、そんな夢を叶えてくれる挙式スタイルが教会式なのです。
②これぞ日本の伝統【神前式】
こちら神前式は、主にホテルの結婚式場や神社で行われ、神社やホテルの神職が式を執り行う挙式スタイルとなっています。
神に誓うスタイルの挙式ですが、その起源はなんと100年ほど前からなのです。
神道がベースとなり、大正天皇の結婚式(当時は皇太子)を原型に、その後民間に広まっていきました。
神前式の特徴は「和装衣装」での挙式であることが一つに挙げられます。
「成人式以外で着る機会がないから・・・」とこの神前式の挙式スタイルを選ぶ方も多く、憧れの大和撫子になれちゃうという理由でも大人気!
また和装衣装にはいくつかパターンがあるのも人気の秘訣、少し見てみましょう!
・白無垢
こちらは新婦の方の衣装で最も格上の花嫁衣装になっています。
全てが白で統一されていて、その純白の着物は厳かな雰囲気を引き立ててくれると同時に清純な花嫁を表現していてとても綺麗♪
素材や柄、裏地にも種類があるので選ぶ時にこだわってみるのも楽しいですね!
・色打掛け
色打掛の魅力は何と言っても色鮮やかで華やかさがあること、そしてバリエーションが豊富なこと。
好きな色が選べますし、白無垢よりも色彩豊富なので華美な印象をゲストの皆様に与えることができます。
また、こちらも新婦の衣装なのですが写真でも色打掛けは映えるので、大変人気となっています。
お色直しで2着目として選ばれることも多く、白無垢やウェディングドレスなど白い衣装の次に着て、違った雰囲気を楽しんでいただくのも良いかもしれませんね♪
・黒引き振袖
こちらも新婦の衣装。黒引き振袖は黒地で裾を引きずる形の振袖のことで、その古風なデザインや色に大人っぽさを感じます。
黒地なので、花柄がくっきりと見えて上品な感じがまた人気となっています。
また、白無垢に比べ、動きやすいのも特徴の一つ、当日の移動を考えてこの黒引き振袖に決める方も多いそうです。
そして神前式での挙式は魔除けという意味も込められてあり、白無垢ならば綿帽子、それ以外は角隠しを必ずつけることが慣わしとなっています。
・五つ紋付羽織袴
こちらは新郎の衣装であり男性の婚礼正装になります。白足袋、白草履を履き、羽二重の羽織そして背中、両袖、両胸の5つに家紋が入っている事が特徴的な衣装です。
色は黒が最もスタンダードなのですが、最近ではグレーや白もあります。
神前式でしか着られない礼服で、貸し衣裳などで一式借りるのが一般的なようです。
男性を魅力的に見せてくれるこの五つ紋付羽織袴は結婚式でないと着る機会がないので和装をしたい方には神前式をおすすめいたします。
③アットホームな【人前式】
人前式とは、ゲストの前で結婚する事を誓い証人になっていただきます。宗派にもとらわれないのでかなり自由な挙式スタイルとなっています。
先ほども述べましたが、人前式は式の進行に決まりがなく、二人オリジナルの進行にする事ができるので結婚式費用を抑える事も出来ます!
式を挙げる場所は、ホテルやゲストハウスにあるチャペル、宴会場やガーデンでアットホームに式を挙げても大丈夫!
衣裳はも和装にしたって良いし!洋装にしたって良いのです!
また、上記の他に挙式ができる会場としてレストランや専門式場、商業施設にあるイベントホールやテーマパークなどそのほかにもいろいろな場所で可能です。
ゲストが立会人となってもらい、新郎新婦に近いの言葉をかけてもらうなど、ゲストが参加できる演出が出来るのも、考えるだけで楽しいですし人前式の人気の理由の1つです。
自由なスタイルが魅力の人前式は、宗教上の事情や、おふたりらしさを希望する方、また思い出に残るような挙式にしたい方におすすめの挙式スタイル。
2.どのように違う?各挙式スタイルの流れ
先ほどは各挙式のスタイルの特徴や基本的なことをご紹介してきましたが、挙式の進行、流れも実はかなり異なっていますのでご紹介していきます。
【教会式 キリスト教式】
・新婦の入場・・・ 新婦は父親のエスコートでバージンロードに進み、聖壇前で新郎に引き渡しをします。父親でなくても母親やほかの親族にお願いができます。また、新郎新婦で入場することもあります。
・賛美歌斉唱・・・ 参列者全員が起立して賛美歌斉唱。
・誓いのキス・・・ 指輪を交換そして誓いのキスをします。
・結婚を宣言・・・ 牧師の方がお2人が夫婦であることを宣言します。
・新郎と退場・・・ 参列者全員でふたたび賛美歌を斉唱。新郎新婦は腕を組んでバージンロードを歩いて退場します。
【神前式】
入場・・・最初に結婚の立会人である参列者が会場に入場。続いて、新郎新婦が入場します。
開会宣言・・・司会者の挨拶で始まり、開式を宣言
誓いの言葉・・・ふたりらしいオリジナルの誓いの言葉を読み上げる。
結婚誓約書に署名・・・新郎新婦の指輪の交換後、新郎新婦、立会人の代表が結婚誓約書に署名。
結婚成立宣言・・・司会者が結婚誓約書を列席者に披露し、ふたりの結婚が成立したことを宣言。
閉式宣言、退場・・・司会者がセレモニーの終わりを列席者に告げたら、新郎新婦が退場。
【人神式】
入場と修祓(しゅうばつ)の儀・・・ 新郎新婦、仲人、親、親族の順に入場します。斎主が参列者の身を清めた後(修祓の儀)、結婚を神前に報告をします。祝詞奏上(のりとそうじょう)とも呼ばれます。
三献(さんこん)の儀・・・ 小・中・大の三つの盃で、御神酒と呼ばれるお酒を三口にわけていただく三々九度の盃を交わす(三献の儀)。その後、誓いの分を読み上げる誓詞奏上(せいとそうじょう)というものを行う。
玉串奉奠(たまぐしほうてん)・・・ 新郎新婦が神前に玉串を捧げる。続いて仲人夫妻、両家の代表者が神前に玉串を捧げる。
指輪の交換・・・ 新郎から新婦へ、そして新婦から新郎の薬指へ、結婚指輪を交換します。
親族杯の儀と退場・・・ 両家の親族全員が順番に三口で御神酒をいただく。斎主の結婚祝いのあいさつの後、斎主、新郎新婦、親、仲人、親族の順に退場します。
キリスト教式のように聞いた事あるような進行手順のものもあれば、人前式のように難しい漢字が並ぶような進行手順もあります。
「難しい感じがして結婚式当日上手く出来るかわからない・・・」という方も結婚式はリハーサルをすることが出来るのでご安心を、結婚式当日はバッチリ決めましょう!
3.比較して見てみよう!各挙式のメリットデメリット
流れをバッチリ理解したところで、お次はどの挙式スタイルがどんなメリット・デメリットを持っているのか、挙式スタイルを選ぶ際の参考にしてみてください。
【教会式・キリスト教式】
メリット
・天候の心配がない・・・基本的にチャペルは室内の結婚式場となるので天気に左右されることはないです。
・家族関係の演出が多く感動的・・・ベールダウン、バージンロードを歩くなどは家族との演出で感動します。
デメリット
・金額がやや高め・・・チャペルでは牧師や聖歌隊の生歌、オルガニストの演奏などがあるため価格もそれなりになっています。
【神前式】
メリット
・どの層の方にも評判が良い・・・日本人としても伝統を重んじる高齢層にも喜んでいただけます。
・結婚式の場所で今後も訪れる事がある・・・初詣や七五三などにまた、自分が結婚式を挙げた場所に来るというのも素敵ですね♪
デメリット
・天気に影響されてしまう・・・神社の境内を歩く事もあるので天気が悪いと困難になっていしまいます。
・神社なのでバリアフリーに乏しい・・・高齢層へあまり優しくない造りの神社の可能性があります。
【人前式】
メリット
・とにかく自由度が高い・・・オリジナルな挙式にすることが出来ます。
・費用を抑えられる・・・基本的に価格は安いですが、自分たちが決めた演出や進行で価格を抑えることも出来ます。
デメリット
・準備が大変・・・オリジナルな挙式にすればするほど準備にも手間と時間がかかります。
・理解されない場合が多い・・・まだあまり知られていない挙式スタイルなので、事前の説明が必要かもしれません。
4.他にもいろいろ!その他の挙式スタイルをご紹介
ここまで「教会式・キリスト教式」「神前式」「人前式」と3つご紹介してきましたが、挙式スタイルは他にもあります。
【仏前式】
神ではなく仏様やご先祖様に誓うタイプの挙式スタイルです。
基本的に参列できるのは親族のみとなっていて、服装は和装でも洋装でもどちらでも大丈夫です。
【海外挙式】
旅行会社や海外のプロデュース会社に依頼して海外で行う挙式スタイル。
憧れのセレブ気分で挙式が出来ますが、参列者は親族などに限られてしまうのが注意。
【レストラン挙式】
実際に営業しているレストランのお店を貸し切って行う挙式スタイル。
少人数にアットホームは雰囲気で挙式をしたい方向けの挙式スタイルです。
【リゾート挙式】
北海道から沖縄まで日本各地のリゾート地で結婚式を行う挙式スタイル。
海外のような雰囲気を国内で楽しみつつ、挙式後は観光も出来てしまう!まさに一石二鳥の挙式スタイルです。
2人の理想の挙式スタイルで素敵な結婚式を。
いかがでしたでしょうか!
一口に結婚式と言っても、今回ご紹介してきました通り儀式を大切に執り行う結婚式だったり、日本の伝統を重視した結婚式だったりと「挙式のスタイル」は数多くあります。
結婚式といえば、結婚式場や誰を呼ぼうかなども大切なので先に考えがちではありますが、まずはお2人がよく話し合い、時には親の意見も聞いたりしてどのような結婚式にしたいか、つまり理想の挙式スタイルを決めてみてはいかがでしょうか。
そうすれば自然と結婚式場や呼ぶゲストの範囲も選びやすくなってくると思います♪
この記事を参考に、是非とも素敵な結婚式プランを立ててみてください!
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