2021.5.1.Sat

結婚の前準備!「顔合わせ」ってどうすればいいの?

結婚式の準備・マナー

結婚を決めたカップルが行う「顔合わせ」。

名前を聞いた事はあるけど何をするの?

場所ってどこがいいのかな?

またそれにかかる費用は誰が負担するの?

沈黙にならないためにあらかじめ進行は考えておくべき?

結納する人はどれくらい?しなくてもよい?など「顔合わせ」に関するさまざまな疑問におこたえ致します!

 

1結婚する場合の顔合わせって?しなきゃいけないの?

結婚をする!と決めたカップルがまずしないといけないことは、両家へそれぞれ足を運んだ後には「両家顔合わせ」

 

婚約をしたカップルがそれぞれの家族同士の顔を合わせて、両家の親睦を深めるために設けられた場は

一般的に「顔合わせ」と呼ばれています。

 

結婚は当事者同士の意思はもちろんですが、両家の意向も大切になりますよね。

娘をお嫁に出す場合、息子をお婿に出す場合…

どちらにしても大切な子どもがどのような家にはいるのか、というのは親としてもとても気になるところです。

 

そんな両親の不安を少しでもなくすために「顔合わせ」の場は設けた方がいいのかもしれませんね。

 

顔合わせって絶対にしないといけないの?

 

結婚をする際の慣習はありますが、これを絶対にしなければいけない!というルールはありません。

コロナだから密室に人が集まるのは避けたい、体の不自由な家族がいるから移動するのは大変、お互いの両親が遠方に住んでいる…など家庭によって事情はさまざま。

 

ですが、顔合わせはお互いの両親の意向をしっかりと確認するためにとても大切なことです。

結婚をする上で絶対に行わなければいけない儀式ではありませんが「基本的には全員やっている」ことがほとんどです。

 

また両家の意思や地域によっては「顔合わせ」の流れや慣習などそれぞれの考え方があります。

結婚する当人同士だけで「やらない」ということは選択できないと思っておいた方がいいかもしれません。

もし、顔合わせをやらないのであれば理由を両家両親へと伝え両家の承諾を得るようにしておくましょう!

 

2両家顔合わせする場合の場所ってどこがいいの?

「顔合わせ」をすることが大切であるとわかった上で「どのように顔合わせの場所を設定すればいいの?」と悩む方も多くいらっしゃいますよね。

 

一般的に「両家顔合わせ」では、

・料亭

・レストラン

・ホテル など…

食事のできる場所で行うことがほとんど。

多くのカップルは食事をしながら両家の歓談を楽しむことができる場所を探しています。

お互いの両親を紹介したり、親睦を深めることを目的としているため「ゆっくりと話せる場」を提供することが大切になります。

 

《顔合わせの準備の流れ》

 

①日時の調整をする

まずは日時を決定しましょう。近距離同士の場合は、そこまで日時の選択に困らないかもしれませんが両家ともに遠方やどちらかが遠方などといった場合には、長期休みなどを利用している方が多いですよ。

 

②場所の調整をする

自分たちが寛ぐことができる空間で個室があるか、など…

それぞれの好みや場合に合わせて場所を選ぶようにしましょう!

距離や場所の調整はお互いや両家の考えを参考にするのも◎

 

③料理内容を選択する

予算などの調整もここでしておきましょう。

コース料理にする場合がほとんですが、実際お話しすることに夢中であまり食べれていないというカップルも多いんだとか…

今後の結婚式や新居の購入、引っ越しなどを考えるとあまりに高すぎるメニューを選ぶ必要はないのかもしれませんね。

 

④支払い方法を決定

当日になって慌てないためにも、支払い方法は事前に話し合っておきましょう。

お金の話をするのは気が引けるかもしれませんが、今後のことを考えてもとても大切。

両家で負担するのか、新郎側や新婦側・カップルで負担するのかを決めておくようにしましょう!

 

⑤どういった内容にするのかを考える

プログラムを組むというと大変なことに聞こえるかもしれませんが、実際はどちらが先に家族の紹介をするのかやそれぞれの親が主催になって場をしきるのか、それともカップルがしきって家族を紹介するのか…などの簡単な決め事です。

フォーマルな場にするのか、カジュアルな場にするのか…なども事前に話し合っておいた方が◎

ちなみに男性は基本的にスーツ、女性はきれいめのワンピースやスカートなどであれば失礼にあたりませんよ。

一方はカジュアルな格好で、もう一方はスーツで…なんてことのないように注意しましょう。

 

⑥手土産を準備する

手土産はマナーとして持参しておくようにしましょう。

予算はそこまで高いものではなく3,000~5,000円が相場です。

一方が用意してもう一方は用意していない…なんてことにならないように、あらかじめ本人同士で話し合ってから両親に伝えるようにしましょう♪

 

「リモート顔合わせ」という選択肢を♪

「顔合わせ」はやりたいけど、さまざまな事情があって食事会を開くのは難しい…と考えているカップルにおすすめしたいのが「リモート顔合わせ」

 

両家ともに遠距離、家族の中に身体が不自由な方がいて移動が難しい、コロナのリスクが怖いから人が集まるような食事会は極力避けたい…など家庭によって事情はさまざまですよね。

 

オンラインでの顔合わせ、と聞くとあまりいい気分ではない方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、先ほどあげたような家族の事情や感染症などの情勢を考慮して「リモート顔合わせ」を取り入れている方は多いんですよ!

 

会食や記念写真の撮影もリモートであれば今は工夫次第でどうにかすることができます。

乾杯用のドリンクを用意しておけばそれらしい会食になるのではないでしょうか?

 

今はスマートフォンでもオンラインのビデオ通話ができる時代です。

両家に事情を説明して、承諾を得られるようであればビデオ通話の「リモート顔合わせ」を考えてみてもいいのではないでしょうか?

 

またコロナが落ち着いたら改めて食事会を開いて「顔合わせ」をするというものいいのではないでしょうか?

 

《リモート顔合わせのメリット・デメリット》

手軽に開けるリモート顔合わせですが、環境によってはデメリットにつながる場合も…

自分たちの両親のネット環境や、両家ともに機械を扱える方がいるのかなどを事前にチェックしておきましょう!

 

〇メリット

 〇デメリット

 遠方でも参加可能

  機材を整える必要がある

 顔を見て会話できる

  ネット環境によっては高額になる可能性がある

 動画に残すことができる

  タイムラグがあったり同時に話すことができない

 感染症の感染リスクが低下する

 

 

《リモート顔合わせをする際に気をつけたいポイント》

①新婦、新郎がそれぞれの家庭から顔合わせをするのか、それともカップル同士でまとまるのかを事前に確認しておく。

②Wi-Fiなどのネット環境を整備しておく。

③両家へのリモート顔合わせの説明を入念にしておく。

④オンライン環境を整えて事前にリハーサルをしておくと当日はスムーズになる。

 

3顔合わせする際の費用の負担は?みんなはどうしてるの?

 

「顔合わせ」にかかる費用もそこそこの値段になってしまいますよね。

集まる人数が多いほどその額も高額になってしまうもの…

基本的には両家ともに両親だけとはいえ、6人も集まれば高額になってしまいがち…

そんな費用に悩むカップルは一体どのように解決したのでしょうか?

 

自分たちで負担をした

高額でも自分たちで話し合って負担したというカップルもなかにはいます。

たとえば今後の結婚式の費用はそれぞれの両家から、新居の費用も両家で少し負担してもらっている…などの事情を考えて「顔合わせの費用くらいは自分たちで出そう」と決めるカップルも多くいます。

もし自分たちのお財布事情に余裕があるのであれば、自分たちで出してみるということを考えてみても良いかもしれませんね。

 

両家で出してもらった

自分たちで負担をするというほかに、両家でそれぞれ負担するという方法をとっているカップルも多いんですよ。

どちらかが多く負担する、子どもたちをお祝いしたいという気持ちから両家両親が自ら出すと申し出る場合も…

もし両家から出してもらえる場合には、事前にどのように支払いを済ませるかなどをきちんと説明しておくようにしましょう!

 

新郎側で負担した

自分たちで負担する、両家でそれぞれ負担するのほかに、新郎側から全額費用を払うと申し出る場合もあります。

今は結婚の多様化も進み、女性だけが嫁ぐといったことはありませんがそれでもやはり女性が旦那さんの苗字に変わるということは多いですよね。

そんな女性の負担と、大事な娘さんに嫁いでもらうからという感謝の気持ちから申し出てくださる場合もあります。

そんな時は一度両家やご本人たちで話し合って同意のもと費用の負担をしていただくようにしましょう!

 

4顔合わせするときに注意することはあるの?

「顔合わせ」の場所、費用と続き、次に気になることは「顔合わせの注意点」なのではないでしょうか?

顔合わせをする際に気をつけた方がいいことをポイントごとにみていきましょう!

 

①当日は遅刻をしないようにする

当たり前のことですが、当日は遅刻をしないように注意しましょう。

第一印象というのは今後の人間関係に関わってしまいます。

余裕を持って会場に着くように事前に両家に伝えておくようにしましょう!

 

②歓談前の挨拶は手短にすませるように!

歓談をする前にまずは新郎や新郎のお父様から挨拶をする場合がほとんどですが、あまりに長く話してしまうとせっかくのお料理も冷めてしまいます。

余裕を持って時間を設定しておいたことを念頭に、挨拶は手短にすませておくと◎

 

③家族の紹介の順番に気をつける

「顔合わせ」では基本的に両家の家族の紹介をします。

その際は、父親→母親→年長者となるように注意しましょう!

 

④婚約指輪がある場合は持っていくと◎

最近は婚約指輪を用意しないカップルも多いですが、婚約指輪を作った場合には必ず当日持っていくようにしましょう。

話題にもなりますし、自分の子どもがどのようなものを送ったのか、もらったのかが気になる家族の方は多いので結婚式の前にお披露目しておくといいですよ♡

 

⑤記念撮影をする場合は事前にスタッフの方に打ち合わせをしておく

多くのカップルが「顔合わせ」の際に記念写真を撮影されます。

結婚式でも写真撮影をするかもしれませんが、両家の家族がゆっくりと話せて写真に残せる機会はなかなかありません。

せっかく少人数で集まっているので写真を撮ってみてもいいかもしれません♪

しかし当日いきなり決めると誰が撮影するのかなどバタバタしてしまいがち…

そうならないためにも、事前に会場のスタッフの方に「いつ頃に記念写真の撮影をするのか、手伝いが必要なのかどうか」を知らせておくとスムーズになりますよ。

 

5顔合わせと結納の違いは?

「顔合わせ」で調べると同時に「結納」について目にする機会も多いですよね。

今では「結納」を行うカップルは多くありませんが、念のために「結納」についてもここで確認しておきましょう。

 

結納は、婚姻関係を結ぶために行われる日本の伝統的な儀式のことをいいます。

男性側から女性側の家族へ結納品や結納金を納めて、女性側の家族が料理でもてなすといった流れが一般的ですが、婿養子の場合は逆になることもあります。

 

「顔合わせと結納は同じじゃないの?」と気になる方も多いかもしれませんが、結納は日本の伝統なのに対し顔合わせは同意のもと両家で行うといったものです。

 

「伝統なら結納をやらないといけないの?」と驚く方も多いかもしれませんが、実際に結婚したカップルのうちの7割は結納をしていないんです!

 

「結納」を行うかどうかは両家の意向や地域によって異なります。

「顔合わせ」をする際には事前に「結納」も同時に行うのか、別日に行うのか、それとも行わないのかを確認しておくようにしましょう!

 

《結納をする際のメリット・デメリット》

 

基本的に結納を行うカップルが少ないというのは、それだけ負担がかかるということにつながっています。

顔合わせの費用の相場が3~5万円なのに対し、結納では結納金に100万円、食事などの会場費では10万円などの高額な費用がかかってしまいます。

 

結納に100万円以上かけるのであれば、もっと豪華な結婚式にしたい!というカップルも多く両家への負担を減らすためにも結納は行わないカップルが増えているんです。

 

しかし、家の慣習や地域によってはどうしても「結納」をしないといけないといった場合もあるので、その際は事前にどのぐらいの費用で考えているのかなどを話し合っておくようにしましょう!

 

〇メリット

 〇デメリット

 結婚式を行わない代わりのけじめになる

  準備に時間がかかる

 日本の伝統的な儀式を体験することができる

  費用がかかる

 

6まとめ|両家顔合わせ

いかがでしたか?

両家の顔合わせをする際には、

・場所

・費用

・結納をするのか などに気をつける必要があることがわかりましたね。

また、他にも顔合わせの際の注意点などにも気をつけて、顔合わせ当日はスムーズにことが運ぶように気をつけましょう!

 

《参考サイト》

コロナ禍で多様化する顔合わせ~オンライン顔合わせって?~

まずはオンラインでごあいさつ!「リモート顔合わせ」の進め方

【第1回】《両家顔合わせ食事会》服装や挨拶準備マナー&当日の流れマニュアル

【みんなはどうした?】両家顔合わせ食事会のリアルを知る*完全準備ガイド

結納の意味って何?顔合わせとの違いやメリットデメリットまとめ

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