2018.11.21.Wed

何を喋れば良いの? 結婚式のスピーチでおさえておくポイント①

挙式・披露宴・演出

仲の良い友人の結婚が決まった!

 

のはおめでたいことだけれど、なんと結婚式のスピーチを頼まれてしまって……。

 

といったことも、人生で一度や二度は起こることかもしれません。

 

せっかくの、親しい友人からのお願いだし、承諾したのは良いけれど。

 

なんとなく、友人代表のゲストが、前に出て喋ったりするイメージはあるけれど、いったい、結婚式のスピーチって、どんなことを喋れば良いのでしょう?

 

新郎新婦の職場の人たちも来るだろうし、失礼があったりしたらどうしよう……。

 

なんて、悩みだすとキリがありません。

 

そこで今回と次回は、結婚式のスピーチを喋るうえで守っておきたい

 

「これだけは!」

 

というマナーをご紹介します。

結婚式 スピーチ

1.スピーチの内容でおさえておくポイント

まず何よりも大事なのは、スピーチで話す内容ではないでしょうか。

 

実は、スピーチの体裁は大体決まっているものです。

 

そこで、ここでは大まかな流れをご紹介するとともに、

 

「これをやってはダメ!」

 

という、NGポイントもご紹介します。

 

○スピーチの長さについて

まずスピーチの長さについてですが、基本的には

 

「3分程度」

 

と考えておくと良いでしょう。

 

ただし、あなたと新郎新婦との関係によって、多少長さが変わってきます。

 

例えば、あなたが新郎新婦どちらかの友人や会社の上司後輩といった関係であるのであれば、

 

「2~3分」

 

つまり長くても3分くらいでしょうか。

 

一方、もしあなたがその結婚式の主賓として呼ばれている場合、

 

「3~5分」

 

短くとも3分くらいだとお考え下さい。

 

もちろん、3分というのはあくまでも目安ですし、式全体の流れによって、変わってくることはあります。

 

「自分がどの程度の長さを話す予定なのか?」

 

ということは確認しておくようにしましょう。

 

○スピーチの内容について

一番気になるのは、スピーチで何を話せば良いのか?

 

ということではないでしょうか。

 

実は、スピーチの内容は、大体形式が決まっています。

 

というのことは、スピーチの意味を考えれば分かります。

 

結婚式は言うまでもなく、新郎新婦ふたりの新たな門出を祝う場です。

 

なので、スピーチの内容も、ふたりを祝福する内容になります。

 

また、せっかくゲストの代表としてみんなの前で喋る訳ですから、あなたと新郎新婦の関係が伝わるようにしたいところです。

 

ですので、スピーチの内容は、次の内容になります。

 

・あいさつ・新郎新婦への祝福の言葉

 

まず、参加者の方へのあいさつと、ふたりへの祝福の言葉を述べます。

 

・自己紹介

 

自分が新郎新婦とどういう関係であるのかを紹介します。

 

例えば会社の同僚であれば肩書、友人の場合であればいつ頃からの友人なのか、といった具合です。

 

特に、次のエピソードの部分につながるような内容の紹介を入れると、話がスムーズです。

 

例えば、

 

「小学校以来の友人で、大学は別々の学校に進んでしまったけれども、それでもずっと一緒に遊んだりして~」

 

といった具合にです。

 

・エピソード

 

あなたと新郎もしくは新婦との、具体的なエピソードを披露します。

 

エピソードを紹介するって?

 

と、疑問に感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、スピーチの目的を考えれば、難しくありません。

 

つまり、新郎新婦を祝福することです。

 

なので、新郎や新婦の人柄が伝わるようなエピソードを紹介するようにしましょう。

 

そこで、あなたと新郎や新婦との、関係・仲の良さが伝わるような内容だとベストです。

 

その方が、あなたが心から祝福しているのだ、ということが伝わるのではないしょうか。

 

・あいさつ

 

スピーチのはじまりと同様にあいさつをします。

 

改めて、ふたりへの祝福の言葉を送るとともに、ふたりへのエールを送るような内容だと、新郎新婦も喜んでくれるのではないでしょうか。

 

○NGな内容

一方で、

 

「こういう内容は言わないように」

 

というNGな内容もあります。

 

次のような内容・言葉は含まないようにしましょう。

 

・忌み言葉・重ね言葉

 

結婚式というハレの場では、忌み言葉や重ね言葉は避けるようにしましょう。

 

忌み言葉とは、別れや死、ネガティブなイメージを想起させる言葉を指します。

 

また、

 

「たびたび」「元々」

 

のような重ね言葉も、

 

「再び結婚する(離婚や再婚を想像させる)」

 

として、好ましくないとされています。

 

これらの言葉は避けるようにしましょう。

 

・NGな内容

 

言葉ではありませんが、避けた方が良い内容もあります。

 

例えば、あなたと新郎や新婦がどれだけ親しい仲だったとしても、結婚式はフォーマルな場です。

 

あまりくだけた内容は喋らないようにしましょう。

 

また、過去の恋愛の話なども、ふたりの門出を祝う場にはふさわしくありません。

 

もしかすると、新郎新婦は気にしないかもしれませんが、結婚式の参加者は新郎新婦だけでなく、職場の同僚や上司がいたりします。

 

ですので、誰が聞いても不快に思わないような内容にしましょう。

 

○その他、良いスピーチにするために

その他にも、心がけておくことでより良いスピーチにできるポイントをご紹介します。

 

・原稿を読み返す

 

書いたあと、内容を確認するようにしましょう。

 

もしかすると、見直すことでおかしな箇所やネガティブな言葉などが見つかるかもしれません。

 

できれば、一度書いてから少し日にちをあけて、読み返すとベストです。

 

・音読してみる

 

読んでみると、意外と言いにくい言葉や文章になっていることもあります。

 

練習もかねて、音読してみましょう。

 

・内容について、新郎新婦に確認しておく

 

スピーチの内容をすべて新郎新婦に確認してしまうと、サプライズ感がなくなってしまいますが、

 

もしかするとあなたが言おうとしている内容は、新郎新婦にとってあまり触れてほしくない内容かもしれません。

 

「この話題、ちょっとまずいかな?」

 

と思ったら、あらかじめ新郎新婦に確認しておくようにしましょう。

結婚式 スピーチ 新郎新婦

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介した内容をもとにスピーチ内容を考えて頂ければ、まず失礼のない、マナーに沿ったスピーチ内容になると思います。

 

とはいえ、いきなりあれこれと気をつけながら内容を考えるというのも難しいものです。

 

先ほどもご紹介しましたが、オススメは一度書いたあと、読み返すことです。

 

ですので、まずはあまり細かなことを気にせず書き、読み返すときに失礼がないか、確認すると良いでしょう。

 

次回は、結婚式当日に気をつけたいことについてご紹介します。

 

よければ、合わせてお読みください。

 

▼次の記事

 

 

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