2018.7.4.Wed
会場選びや値引き交渉まで!?結婚式を安くするノウハウを伝授します!〜後編〜
結婚式の準備・マナー
※この記事は前編・後編となります。
前回から、意外と高くなってしまう結婚式の費用を抑えるポイントを紹介してきました。
前編をまだ読んでいない方はこちらから↓
「会場や値引き交渉まで!?結婚式を安くするノウハウを伝授します!〜前編〜」
金額が低い時期や日程を検討したり、値引き交渉してみたり……。
前回ご紹介してきたのは、どちらかというと、会場や挙式そのものの金額を抑えるポイントでした。
今回は後編として、結婚式を作り上げていく中で意外と高くなってしまうポイントと、そこで節約するコツをご紹介していきます。
結婚式をされたカップルのエピソードを聞くと、「後から振り返ると、意外と金額が高くなってしまって……」なんてお話を聞くことがないでしょうか。
一体、なぜ、どこに費用がかかるのでしょうか?
結婚式の後になって、当初思っていたより費用がかさんでしまうポイント……それはズバリ、「オプション費用」です。
1.オプション費用が高くなってしまう理由
オプション費用が高くなるのには、2つの理由があります。オプション費用が高くなるのには、2つの理由があります。
ひとつは、「スタッフさんが最初に出す見積もりは、オプション費用を抑えた見積もり」だということです。
結婚式を挙げるとなったら、いくつかの式場を比較するのではないでしょうか。
式場の雰囲気やスペックももちろんですが、一方で費用も大事な比較ポイントです。
となると、式場としては、自分たちの式場を選んでもらうために、なるべく安く見せたい、と思うのも自然なことではないでしょうか。
実は、結婚式場のスタッフの方が出す見積もりは、オプションが最低限しか含まれていないか、一番グレードの低いオプションを想定した見積もりであることが多いのです。
もっとも、これは一概にいけないことだとも言えません。
詳しくはあとで触れますが、カップルによってこだわりたいポイントは様々です。
最初から、理想通りの結婚式に合わせた見積もりを! というのも、難しい話なのです。
だからといって、あれもこれもとオプションを盛り込んだ見積もりでは、「そこまでは必要ないのに……」というオプションまで盛り込まれてしまうかもしれません。
出来るだけ多くのカップルの要望から外れないように、なるべくオプションを省いた見積もりになるのだ、とも言えます。
もうひとつは、どのカップルも、やはり自分たちの結婚式を良いものにしたいからです。
例えば、はじめに設定されていたグレードのオプションの内容だとちょっと満足出来ないので、グレードを上げる……なんてことはよくある話です。
また、「せっかくの、人生に一度の大事な結婚式なのだから」という意識が働きがちなことも挙げられます。
オプションの一つひとつは、グレードを上げても大した金額にはなりません。
けれども、それらが積み重なることで、気づいてみれば金額が跳ね上がっていた……というのが、「思ったより費用がかかってしまう」正体なのかもしれません。
ではいったい、どうすれば良いのでしょうか。
ひとつは、どんな結婚式にしたいか、という要望を伝えて、その要望に沿った見積もりをはじめから出してもらうことです。
ただ、実はこれも中々難しいところでもあります。
例えば、最初から理想の結婚式の中身が全て決まっている! ということであれば悩むことはないかもしれません。
けれども、実際の結婚式では、思ってもいなかったような、細かな部分まで考えなければなりません。
結婚式場に、どんなオプションがあるか、何がオプションになるのか、そのオプションを選ぶとどうなるのか……はじめは分からないことだらけなのです。
もっとも、だからこそ結婚式は、平均で半年もの時間をかけて作り上げていくのですね。
そこで、オススメは、実現したい要望を確実に伝えることです。
例えば、「どうしてもお色直しを2回は挟みたい!」のであれば、それをきちんと伝えたうえで、見積もりを出してもらいましょう。
また、「これってどうなんだろう?」と疑問に感じていることがあれば、その点もきちんと伝えると良いのではないでしょうか。
もうひとつは、実際の式場見学で気になった点について聞いてみることです。
最初は中々、具体的なイメージがないかもしれませんが、実際の式場や、式場で使われている装飾、アイテムなどをチェックして、それについて聞いてみるようにしましょう。
もうひとつは、「節約できるところは節約する」という意識を持つことです。
「せっかくの結婚式」なのは間違いありませんが、もっと話を広げれば、「せっかくの結婚」なのだとも言えます。
何も、結婚のメインイベントは、結婚式だけではありません。
新婚旅行に行くかもしれませんし、一緒に暮らしはじめるかもしれません。もしかすると、結婚した先の、子育てまで考えている方もいらっしゃるかもしれません。
「せっかくの結婚」で叶えたいことはたくさんあるはず。
そういった、結婚式以外のイベントも考慮したうえで、結婚式にかけられる費用を慎重に見極めましょう。
以下では、結婚式で節約出来そうなオプションをご紹介します。
オプションで節約するポイントは、大きく分けて2つです。
ひとつめは、意外と値段が高くなるオプションで節約すること。
そしてもうひとつは、自分たちで用意出来るものは自分たちで用意して「持ち込む」ことです。
○節約するべきオプションは?
・ブーケ・ブートニア
意外と費用がかさむのがブーケ・ブートニアです。もちろん花の種類が豊富で、数が多い方が華やかに見えるのですが、数や種類を増やせば増やす分、値段がはねあがりやすいところでもあります。
そして、ブーケ・ブートニアは、要望として伝えることを忘れがちなポイントでもあります。
ですので、デフォルトのオプションのまま話が進んで、いざ実物を見てみると、「あれ、こんな感じだっけ?」となりやすいのです。
とはいえ、正直なところ、ブーケやブートニアは、いわば枝葉の部分です。
スピーチやエピソード紹介ほど重要な役割を果たす訳でもありませんし、料理のようにゲストの方に直接関わる部分でもありません。
「要望として忘れがち」ということは、それだけ優先度が低いということ。
思いきって簡素にしてしまっても問題ないのではないでしょうか。
・装花
ブーケ・ブートニアと同じく、ゲストがつくテーブルの卓上装花も、はじめの見積もりではグレードが低く抑えられていることが多いです。
これも、ブーケ・ブートニアと同じく優先度が低いところかと思います。
思いきって、費用を抑えてしまって構わないのではないでしょうか。
・撮影・映像
あとの項目でも触れますが、相場感を知っている人ほど、「そんなにするの!?」となりがちなのが、撮影や、映像作成の費用です。
というのも、撮影や映像は、「個人でやっているか」「組織でやっているか」で費用感に差が出やすいからです。
結婚式場で手配されるフォトグラファーや映像制作の人は、結婚式場のスタッフだったり、専属で契約を結んでいることが多いです。
そうすると、どうしても割高になりがちなのです。
知り合いの、仕事や趣味で撮影・映像をされている方と比べると、単純な人件費以外の費用が発生してきます。
もし、知り合いにフォトグラファーがいる、といったことがあれば、思い切ってオプションをつけないのも手です。
・お色直し
もし、どうしても着たい衣装があるなど、強いこだわりがないのであれば、お色直しの回数を減らすのも手です。
例えば結婚式を神前式で和装、披露宴ではドレス、といった具合にすれば、それぞれの衣装での写真も残せますし、お色直しの回数も少なく抑えられます。
一度検討してみてはいかがでしょうか。
○「持ち込み」について
結婚式において上手く活用したいのが「持ち込み」です。
「持ち込み」とはその名の通り、結婚式で使用するアイテムなどを自分たちで用意し、「持ち込む」こと。
もちろん、通常であれば費用がかかるものを持ち込む訳ですから、タダで持ち込めるとは限りませんし、式場によっては持ち込めない式場もあります。
そして、価格は式場によって異なりますが、「持ち込み料」が発生することがほとんどです。
それでも、オプションの内容によっては、式場にお願いすると割高になるものもあります。
「これだったら自分たちで用意した方が早いかも?」と思うものは、持ち込みを検討されてはいかがでしょうか。
・ペーパーアイテム
結婚式では、何かと紙ものの費用が発生します。
招待状にはじまり、席次表や席札、料理のメニューなど……。
式場にお願いすると、クオリティの高いものを用意してくれますが、その分印刷費用などがかさんできます。
出来ることなら、自分たちで印刷屋さんを探してみてはいかがでしょうか。
もしくは、思いきって手作りにしてしまうのもアリです。
ゲストの方一人ひとりに想いを込めて、手作りで……なんてのも、ステキですね。
・撮影・映像
先ほども触れましたが、撮影や映像を式場で手配してもらうと、割高になることが多いです。
もし映像を編集出来る、ということであれば、インターネット上にあるテンプレートなどを利用して、自分たちで作ってみてはいかがでしょうか。
また、撮影についても、ゲストの友人などにお願いしても良いかもしれません。
ただ、気をつけておきたいことは、例え友人でも、あくまでもゲストとして来てもらっていること。
失礼のないようにお願いしましょう。
また、撮影に慣れていない方が撮影をすると、どうしても写真のクオリティが低くなりがちです。
例えば、友人にフォトグラファーさんがいる、といったことであれば、その方にお願いしてみても良いかもしれません。
・プチギフト
ゲストの方をお見送りする際に渡す、プチギフト。
通常であればちょっとしたお菓子などを手渡すことが多いのですが、これも式場に用意してもらうと、割高になることが多いです。
また、好きなお菓子を選べない可能性もあります。
ぜひ自分たちで用意したいところですね。
おわりに。
いかがでしょうか。
ここでご紹介した以外にも、様々なオプションがあります。
式場によってオプションの内容が異なったり、持ち込みの可・不可が変わったりはしますし、またカップルそれぞれのこだわりポイントも様々だとは思います。
ご参考にして頂ければ、と思いますが、もし気になる点などがあれば、式場のスタッフの方に相談してみてくださいね。
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